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『もぐさについて』『お灸の種類』など


◆◇◆「もぐさ」について◆◇◆

◆お灸の材料「もぐさ」◆
「もぐさ」はヨモギの葉から作られています。ヨモギの葉を日光などで乾燥させ、臼で細かくし、篩などで不純物を取り除くことで作られます。「もぐさ」の品質は、産地・製造方法の違いによって異なり、目的に合わせて使用されます。


◆「もぐさ」の品質◆
お灸には品質に違いがあり「色・香り・手触り・夾雑物の量」などによって区別されます。「良質のもぐさ」は透熱灸用、「中程度のもぐさ」は灸頭鍼用、「下級品のもぐさ」は温灸用としてなど、目的により使い分けられています。

★良質のもぐさ★
・淡黄白色
・夾雑物が少ない
・手触りが良い
・香りが強い
・点火しやすい
・熱が緩和される
・煙や灰の量が少ない

★下級品のもぐさ★
・黒褐色
・夾雑物が多い
・手触りが悪い
・香りが弱い
・点火しにくい
・急に熱くなる
・煙と灰の量が多い



◆「もぐさ」の種類◆

★★★直接灸用もぐさ★★★
皮膚の上に「良質のもぐさ」を直接のせて使用します。

★散もぐさ★
何も加工していない精製した「もぐさ」で、使用目的により施術者が適当な大きさにひねって使用します。

★切もぐさ★
「もぐさ」を和紙で細長く巻いて円柱状にしたものに、一定の大きさで切れ目が入っています。切れ目をちぎり取り、和紙を剥がして使用します。

★★★間接灸用もぐさ★★★
皮膚から離して使用します。この場合には、火力のある「下級品のもぐさ」を使用します





◆◇◆お灸の種類◆◇◆

◆有痕灸◆
皮膚の上に直接据えて灸痕を残す方法です。


★★★透熱灸★★★
皮膚の上に「良質のもぐさ」をひねって(米粒位の大きさ・円錐型)のせ、線香で火を付ける方法です。「熱を通す」のが目的なので、「熱さ」よりも「痛み」を感じます。

★★★焦灼灸★★★
「ウオノメ」「タコ」「イボ」の治療として使用されます。皮膚の角質化した部分が剥がれ落ちるように、対象に適した大きさに「良質のもぐさ」をひねってのせ、線香で火を付けて焼ききります。角質化して硬くなった部分を刺激するので、「熱さ」はあまり感じません。「爪白癬菌(水虫)」の治療にも有効です。

★★★打膿灸★★★
「もぐさ」(小指~母指頭位の大きさ)を皮膚の上に直接のせて焼ききり、その部分に膏薬を塗って故意に化膿させる方法です。これは「化膿する事により白血球数を増加させ、免疫力を高める」という考えから行われています。大きな灸痕を残すため、一般の施術では殆ど行われる事はなく、一部の灸療所でのみ行われています。



◆無痕灸◆
お灸の痕を残さず、温熱の暖かさだけを感じさせる目的のお灸です。


★★★知熱灸★★★
皮膚の上に「良質のもぐさ」をひねって(米粒位の大きさ・円錐型)のせ、線香で火を付け、「気持良い」ところで火を消す方法です。適当な大きさにした「粗悪もぐさ」を皮膚の上にのせ、火を付けて「熱さ」を感じたら取り除く方法もあります。

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★★★温灸★★★
皮膚から少し距離を置いた位置で「もぐさ」を燃焼して温熱刺激を与える方法です。

★棒灸★
「もぐさ」を和紙などで棒状に巻いたお灸を皮膚に近付けて使用します。中国では、最も一般的に使用されるお灸です。 「もぐさ」に生薬が練り込まれている物もあります。


★温筒灸・円筒灸★
「厚さ数ミリの台座」「筒状の台座」を使用して、皮膚との距離をあけます。現在、最も一般的に使用されるお灸です。 中央に穴が空いていて、そこから「もぐさ」の精油成分が皮下に浸透します。


★電子温灸器★
火を使わずに電気で温める方法です。色々な製品が販売されています。



★★★隔物灸★★★
皮膚の上に「生姜、味噌、にんにく、塩、びわの葉」などを置いて、その上に「もぐさ」を乗せて火を付ける方法です。お灸の熱さを緩和させるだけでなく「間に挟んだもの」それぞれが持っている成分も皮下に浸透します。

★にんにくの作用★
・体を温める
・肺や腸を調える
・抜毒効果

★生姜の作用★
・体を温める
・食欲増進
・殺菌作用
・消炎作用

★塩の作用★
・保湿効果
・発汗作用


★★★灸頭鍼★★★
皮膚に鍼を刺し、その鍼の先端に丸めた灸をつけて火をつける事で、「鍼と灸」両方の効果を期待した方法です。


★★★薬物灸★★★
「もぐさ」は使用せずに、薬物を塗って皮膚に刺激を伝える方法です。紅灸・漆灸・墨灸・水灸などがあります。 現在ではあまり見かけません。



◆◇◆お灸の作用◆◇◆
・「もぐさ」の精油成分が皮下に浸透する
・白血球数の増加により免疫機能を高める
・血行を良くする




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